『勉強が楽しくない。』理由3選お子様が主体的に机に向かえるようになるには
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近年では、幼い頃から学習習慣を身につける必要性に関して、世間全体として関心が高まっている風潮があります。
「学習習慣」や「主体的に取り組む姿勢」などの言葉をよく聞くようになり、
小学生のうちからの通塾や通信教材なども多く選ばれています。
そんななかで、長い間このようなモヤモヤをお持ちの保護者様もいらっしゃいます。
「そもそも、うちの子は勉強を楽しいと思えているのかしら?
楽しいとさえ思ってくれれば、塾や通信のお勉強ももう少しはかどるのにな。。」
そこで、今回は子どもたちにとって「勉強が楽しくない」ということはどういう状態なのか、
また勉強を楽しめるようになる秘訣と合わせて紹介いたします!
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目次
【できない】というイメージが強すぎるから
成長できた!という実感を持てていないから
勉強に限らず、成功した体験が少ないから”
勉強を楽しめる秘訣
まとめ
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【勉強が楽しくない理由3選】
「勉強が楽しい」と思えるのは大人になった今わかることが多く、
子どものうちに、知識を得ることやコツコツと取り組めることの楽しさ、嬉しさを感じることができるお子様は実はそんなに多くはありません。
勉強に対して意欲的になれるのは、勉強ができる能力があるから、というわけではなく、勉強に対して抱いている感情が大きく関係します。
大きく分けて以下のような3つの感情的な状態があります。
①【できない】というイメージが強すぎるから ②成長できた!という実感を持てていないから ③勉強に限らず、【成功した体験が少ない】から |
これらの状態を変えていくことが、学習に対して自主的に取り組めるようになると考えられます。
では、それぞれの状態を一つずつ説明していきたいと思います。
勉強が楽しくない理由 その1
【できない】というイメージが強すぎるから
◻️ カラーテストなどの点数が単元によってかなり偏りがある ◻️ 通知表の成績は◎と△があって偏りがある ◻️ 長期休暇のまとまって出る宿題は特定の教科だけ手をつけるのが遅くなる ◻️ 食べ物の好き嫌いが多い ◻️ 新しいものを取り組むことに抵抗がある◻️ 一度失敗したこと(勉強以外でも)に対する ネガティブな気持ちが特に強い |
この中の項目が4つ以上当てはまる場合は、「できない」というイメージが特に強いことが原因で、勉強に対して前向きになれていないかもしれません。
人が物事に持つ「イメージ」は自身のモチベーションに大きく影響を及ぼします。
2学期の算数でつまづいてしまって、3学期が不安…
習い事の先生がすごく怖くて、それ以降新しい習い事をするのが怖い…
といったことがわかりやすい例です。
一見小さなことに見えますが、お子様にとっては大きな不安材料になっていることはよく起こります。
こういった場合は、そのイメージそのものを変えていく必要があります。
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勉強が楽しくない理由 その2
成長できた!という実感を持てていないから
◻️ 机にはとりあえず向かってるが、「やるだけ」で終わってしまっている。 ◻️ 問題は解いても”丸つけ”や”解き直し”を自らしない ◻️ 塾では頑張れるがお家では取り組めない。。 ◻️ カラーテストは大体70〜80点前後 ◻️ 質よりも「量」をこなしている感じがする。 |
以上の項目の中で3つ以上当てはまるお子様は、
勉強を楽しいと思えるために、「成長を実感する」ことが大切かもしれません。
ここでお伝えする「成長」とは、
テストで〇〇点をとること、や成績で◎をとること、だけではなく、
日頃の変化も含めます。
しかし、小学生のカラーテストや中学生以上の定期テストでの【点数】に目がいってしまうと、50点は全然できていないけど、90点はできた、という
点数だけで出来不出来を判断してしまいます。
具体的に、何が失点の原因で、それを変えていくにはどんな行動をすれば良いか、を見つけにくくなります。
点数を伸ばしていくためには、
お子様が、何につまづいているのかを詳しく分析して原因を特定する必要があります。
また、具体的な失点原因がわかると、
テストで100点を取れた時でも、「以前のテストと比べて何ができるようになったのか」がわかり、成長を実感できます。
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勉強が楽しくない理由 その3
【勉強に限らず、成功した体験が少ないから”】
◻️ 習い事などに通うきっかけは保護者の方がお選びになることが多い ◻️ 習い事など1年以上続いたものがない ◻︎ お家で用意されたドリルなどを1冊終わらせた経験がない ◻️ カラーテストなどテストの目標点がない(テストの点数を気にしない) |
この選択肢のうち、1つ以上当てはまると、これが原因である可能性は高いです。
勉強に限らず、習い事やご趣味など、何か一つに没頭して、「本気で頑張って成果を出した」という経験がない場合だと、
大変なことを乗り越えることの大切さや達成感は味わったことがなく、
勉強自体も「頑張れないから自分は勉強に”向いていない”」と捉えてしまうことがあるかもしれません。
勉強以外でも、習い事や自分の好きなことのうち何か一つに取り組む中で、
「できない」「結果が出ない」となった時に、
工夫してみたり、やり方を思い切って変えてみたり、【自分で考えて試行錯誤をする経験をする前】に、諦めてしまうことがあると、成功した経験を詰みにくくなることがあります。
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勉強が楽しくない。。。の解決策とは?
ここまでは、お子様にとってどうして勉強が苦手になってしまうのか、という
ことを3つに分けてお伝えしてきました。
最後に、どんなお子様も勉強を楽しめる秘訣は何か、をまとめていきます。
1 できないと言うイメージが強すぎることへの解決策 |
一度の失敗した経験や取り組むのに苦労して、そのままのイメージを持ってしまっている場合は、
その失敗した経験や苦労をゆっくりお聞きし、
「つまづいたところ」をピンポイントで見つけます。
このポイントこそが、「できないイメージ」を発生させているので、
そこに対して取り組み方やそのつまづき自体の捉え方のアドバイスを行います。
アドバイスの仕方にも工夫がありますが、
また別の記事でご紹介いたします!!
2 成長できた!という実感を持てていないことへの解決策 |
日常の変化が積み重なり、テストや成績につながると考えるため、
どれだけ日常の変化を見つけてあげられるかが重要になります。
また、その変化が「成長である」という実感をお子様自身が持てるように、
を必ずセットにして伝えることが非常に重要です。
・以前とどう変化したのか
・その変化はなぜ大事なのか
そうしてお子様の自信に繋げていきます。
3 勉強に限らず、成功したという経験が少ないことへの解決策 |
今通われている習い事や、家での学習に対して「ゴール」を設定してみること。
またそのゴールは少し今のお子様の現状と比べて、やや壁の高いゴールだとより良いかもしれません。
お子様自身が「難しいから辞めたい。。」「楽しくないから辞めたい。。」という気持ちをお話しされることもある中で、
「〇〇ができるまで頑張ろう」「〇〇級に合格したら辞めよう」という
ゴールを設定することで、
それができるまでは頑張ろう、と自分自身で試行錯誤したり、
どうしたらできるようになるかを一生懸命考える経験ができます。
またそのゴールを達成した時、
それまでの苦労や大変だったという気持ちが「達成感」に変わり、
次の目標に向かって行けるきっかけを得ることができると考えます。
そのような経験を詰んだお子様は、
「できないから諦める」という選択をすることは少なくなり、
目標を目指して頑張れる忍耐力が身につき、
勉強ということに対して、
自分なりに意義を見つけ出し、進んで取り組もうと思えるようになります。
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3つの勉強が苦手になってしまう理由に対して、
ポジティブに変換していくことが、学習の意欲を高められる手段のうちの一つです。
プラコベでは、
このように学習に向けて「頑張りたい!」という気持ちを引き出すアプローチを土台とし、学習習慣の定着やテスト対策を行っています。
全てのお子様が主体的に学習に取り組めるよう、一人一人の考え方や、ご経験、ご状態に合わせて
丁寧に、細かく分析をして、その生徒様だけにあったアプローチを重ねる指導を行ってまいります!